カルシウムとマグネシウムで動く筋肉
体を動かす為の筋肉。この筋肉のスムーズな動きこそが、なめらかでスムーズなライディングに不可欠なのです。ライダーはコーナリングやレバー操作など繊細な動きを必要とします。この時、筋肉は収縮を繰り返しています。この収縮が、スムーズでないとうまく体が動きません。繊細で複雑な動きができにくいのです。
この筋肉の収縮を支えているのがカルシウムとマグネシウムなのです。カルシウムは筋肉が縮む時(力を入れる時)に、マグネシウムはゆるむ時(力を抜く時)に作用します。この二つのミネラルが、バランスよく筋肉に供給される事で、筋肉が正しく動くのです。どちらかが、かたよっていたり、両方とも不足していたりすると、スムーズでスピーディーな動きができません。
不足しがちな2つのミネラル
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、もともと体への吸収がとても悪く不足しがちです。それに筋肉の動きなどに使われたり、汗と一緒に体の外に出てしまっています。吸収が悪いため、1度に大量にとることができません。日頃から少しづつ摂る習慣をつけておきましょう。
バランスも大切です。カルシウムとマグネシウムのバランスが悪いと、筋肉の収縮がうまくできず、筋肉がつってしまう原因になります。
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